「そろそろ地震対策しなくては…」と思いながら、つい後回しになっていませんか?
特に背の高い本棚やクローゼットは、もしもの時に倒れて逃げ道をふさいでしまうのが心配ですよね。そこで今回は、一番手軽に始められる「耐震突っ張り棒」について。「本当にこれだけでいいの?」という疑問から、失敗しない選び方のコツを分かりやすくお話ししていきます。

1.「もしも」に備えて!家具を固定しておくべき理由

地震の揺れが来たとき、家の中で一番怖いのは「家具が動くこと」です。大きな揺れが来ると、固定されていない家具は驚くほどの速さで倒れたり、移動したりします。

部屋を「安全な場所」に変えるために

消防庁のデータ(※1)では、大きな地震でケガをした人の多くが、実は家具の転倒や落下が原因だということが分かっています。
つまり、家具さえ止まっていれば、家の中の安心感はぐっと高まります。耐震突っ張り棒の役割は、家具をガッチリ固定することだけではありません。「倒れるのを防いで、逃げるためのスペースを確保する」という、大切な時間稼ぎをしてくれるのです。

2.「せっかく買ったのに使えない…」を防ぐ!サイズ選びと天井のチェック術

いざ買おうと決めたときに、一番気をつけたいのが選び方です。「サイズが合わなくて設置できない」「天井を傷めてしまった」という失敗を防ぐための、2つのポイントを確認しましょう。

サイズ選びは「正確さ」が大事

一番多い失敗は、サイズの間違いです。「だいたいこれくらい」という目分量で買ってしまうと、数センチ足りずに固定できないことも。
必ずメジャーを使い、家具の天板から天井までの距離をきっちり測りましょう。隙間にぴったり合うサイズを選ぶことが、安定感への一番の近道です。

天井の「どこ」に付けるかがポイント

実は、天井ならどこでもいいわけではありません。強度の弱いところに設置すると、いざという時に天井を突き破ってしまう恐れがあります。設置前に、天井を指の関節で「コンコン」と叩いて音を確認してみてください。

  • 高い音がして響くところ: 中が空洞なので、強度が足りないかもしれません。
  • 低くて詰まった音がするところ: 天井を支える「桟(さん)」という柱が通っています。この場所に合わせることで、天井を破損する心配が少なく、しっかりと家具を支えてくれます。

このように、正しい位置を選んで設置するだけで、壁や天井に穴をあけることなく万全の対策が完了します。 お部屋の外観を損なわないのはもちろん、壁を傷つけられない賃貸住まいの方でも、これなら気兼ねなく地震対策を取り入れられます。

3. 一人でも簡単!性能を引き出す「正しい」付け方

特別な力はいりません

今の主流は、ネジを回して締め上げる「ジャッキ式」です。
これなら、力に自信がない方でも、一人で10分もあれば設置が終わります。特別な工具も一切必要ありません。

「柱(桟)がある範囲」の、できるだけ奥側へ

設置の際は、先ほど確認した「天井の桟がある場所」に合わせて立てるのが鉄則です。
その柱が通っている範囲内で、家具の「できるだけ奥(壁側)」に設置するようにしましょう。家具が手前に倒れようとする力を、壁側のポールが踏ん張ってしっかりと抑えてくれます。

時々は「緩んでないかな?」とチェック

一度設置して満足しがちですが、時々はチェックしてあげてください。掃除のついでに、手で触ってグラグラしていないか確認するだけでOKです。また、5年くらいを目安に新しいものへ交換してあげると、安心がずっと続きます。

4. どれを買うべき?失敗しないための「選定基準」とおすすめ3選

耐震突っ張り棒を選ぶ際は、以下の4つの基準で比較しました。

  • 性能(耐圧): 地震の揺れに耐えうる十分な固定力があるか。
  • コスト(安さ): 複数箇所の対策がしやすい手頃な価格か。
  • 取り付けやすさ: 工具不要で、一人でも確実に設置できるか。
  • デザイン: お部屋のインテリアを損なわない色や形状か。

【比較】耐震突っ張り棒 おすすめ3選

商品名性能(耐圧)コスト(安さ)取り付けやすさデザイン(外観)
LIFELEX(コーナン) 突ぱり耐震ポール
平安伸銅工業(UEQシリーズ)
アイリスオーヤマ(KTBシリーズ)
  • 【イチオシ!】LIFELEX(コーナン) 突ぱり耐震ポール
    「安さ・見た目・安心」のバランスが最も優れた、間違いのない選択肢です。
  • 【性能重視なら】平安伸銅工業(UEQシリーズ)
    日本初の突っ張り棒を開発した専門メーカーによる、信頼のモデルです。
  • 【サイズ重視なら】アイリスオーヤマ(KTBシリーズ)
    どこでも手に入りやすく、サイズバリエーションが非常に豊富なモデルです。

地震はいつ来るか分かりません。でも、だからこそ「今」できることをしておくだけで、明日からの安心感が全然違います。「あの時やっておけばよかった」と後悔する前に、まずはメジャーを手に取ってみませんか?「よし、やってみよう!」と思えた今が、一番のタイミングです。